概要
ご挨拶
理事長 西島 正弘
薬学教育評価機構(以下、機構)による第1期の評価基準に基づく第三者評価(専門分野別評価)は、2019年度の受審大学13校の評価をもって終了しました。評価を受けられた大学および評価に関わられた皆様のご尽力に深く感謝いたします。
2021年度から、第2期の第三者評価が開始されます。第1期の間には、2015年度から改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠したカリキュラムによる教育が始まり、2019年度からは当該コアカリキュラムに沿った実務実習が実施されています。また、2017年度から施行された「学校教育法施行規則の一部を改正する省令」(平成28年文部科学省令第16号)では三つの方針(ポリシー)の一体的な策定と公表が求められています。このような大学教育および薬学教育をめぐる状況の変化に対応した第2期の薬学教育(6年制)第三者評価の評価基準が、2018年1月に総合評価評議会で決定され、機構の総会において承認されました。
改定基準の特徴は、上記の状況に対応するもので、主として「三つのポリシー」に基づく薬学教育プログラム、内部質保証、学修成果の評価、「薬学実務実習に関するガイドライン」に準拠した臨床教育等について、それぞれの実施状況を点検・評価するものとなっており、2019年度には第2期における初回の受審大学によって本基準による自己点検・評価が始まっています。
新たな基準に基づく評価事業の開始時期に理事長に選任され、社員の皆様、機構の役員、委員、職員と共に、6年制薬学教育の質の更なる向上に努める所存です。社員の皆様ならびに関係各位の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
一般社団法人 薬学教育評価機構
理事長 西島 正弘